2014年08月26日

海苔はどうやって作られるの?!

海苔をどのようにして作るのか?
海苔に携わっていない人は、当然知らないですよね。

海苔は海藻からできているのですが
どうやって、あの板海苔ができるんでしょうか?

今日は、海苔のできるまでの説明をしたいと思います!

<春~秋>
1、まずはじめは、海苔のタネ作りから始まります。

海藻にはオスとメスがあるんですよ。
オスが放出した精子とメスのたまごがくっつきます(受精)
受精した細胞は「果胞子」というものを出します。
この果胞子をカキ殻に入れることが養殖の最初の仕事なんです。
そして、夏の間成長した果胞子は「糸状体」となります。
9月~10月になると「糸状体」は殻胞子を放出させます。
これが、いわゆる「タネ」になるんですよ!

<秋>
2、網にタネをつける(採苗)

採苗には「陸上採苗」と「海上採苗」の2つがあるのですが
今は、陸上採苗が主流なんだとか。
のり網にタネをつけていくのですが、網に均等につけていくのが難しいんです。

3、海苔の芽を育てる

栽培方法は、干潟を利用した「支柱式」と支柱を利用しない「浮流し式」の
2種類があるんですよ。

タネをつけた網は、何枚も重ねて育てます。
2,3ミリに育った時に網を1枚づつにして、1部の網は半日ほど乾かして
冷凍保存します。

<秋~冬>
4、いよいよ収穫です

網を1枚づつにした後、半年ほど経って芽が育ってきたら、いよいよ収穫です!
1網につき、日にちをおいて5回ほど収穫が可能なんです。
摘み取りは機械で行われ、最初に収穫したものが「新海苔」と呼ばれ
とてもやわらかく、甘みがあっておいしいです。

収穫の時期は、産地によって異なりますが
岡村海苔店では主に有明産なので
この地域は、10月下旬から4月くらいまでです。

5、海苔を切断し、乾かして、出荷する

細かく切断し、水洗いしてから乾燥させます。
今はほとんど機械で乾燥を行っています。

6、出来上がった海苔は、検査される

検査場で異物混入のチェックを行い、色、つや、味など品質を厳しくチェックし
ランク付けをします。

7、入札で海苔業界の人が海苔を仕入れる。

岡村海苔店では、10月くらいから3月くらいまで
海苔の仕入れをするため、入札情報はとても重要。
良い海苔が買えるか買えないかは、この時期にかかっているんです!

8、二次乾燥、加工してもらう。

海苔を乾燥し直し、焼き海苔はちょうど良い焼き加減を指示し
味海苔も一番おいしい味加減を指示し調整します。
海苔を段ボールにつめて、送ってもらいます。

昔は、岡村海苔店で焼き海苔も味海苔も作っていたのですが・・・
また復活できたら、嬉しいですねハート吹き出し
この時期、岡村海苔店では海苔の入った段ボールがたくさん届きます!

9、おいしい海苔が皆様の食卓に届きます。

今、食卓で食べている海苔は、この順番で皆さまの元に届けられるのです。

海苔は、このようにして作られていくんですよ顔02

海苔はどうやって作られるの?!

海苔は海と太陽の恵みが生んだ「日本の味」

これからも、おいしい海苔をたくさん食べて頂きたいと思っております。






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有限会社 岡村海苔店

TEL・FAX : (055)975-1321

住所: 静岡県三島市広小路町12-16

ご注文は、岡村海苔店まで
よろしくお願いいたします
キラキラ

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Posted by おかくみりん  at 01:01 │Comments(0)のりの知識

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